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模擬授業の対策・合格する指導案や教案の作成方法と評価方法について

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教室

模擬授業の対策方法・指導案や教案の作成、そして評価の観点について、現職の先生からいただいたアドバイスとともに紹介します。

塾講師・非常勤など教員経験者は有利な模擬授業

私に関して言えば、模擬授業の対策は教員採用試験の中でも一番していないかもしれません。

授業自体は日ごろ学校でしておりましたから、それが一番の練習になったのだと思います。

神奈川県は『10分間で授業の導入から展開部分』という課題であったので、一番得意な単元を選び、何回か練習して、2、3回、他の先生方に見て頂きました。

また、県教委によっては、教員志望者のための研修を実施している自治体もあります。HPをこまめに確認して、参加するのも手ですね。

日ごろ、教壇に立つことの無い方は、対策がなかなか大変だと思いますが、上記の研修など積極的に申し込んでみてください。

指導主事の先生から、自分の授業についてアドバイスを貰えますよ。(自分も参加しました)

模擬授業に関して頂いたアドバイス集

板書は丁寧に。しゃべりながら板書しない。筆圧は高めに。書き順も確認しておく。
声量に緩急をつける。大きければいいってものでもない。
生徒一人一人の顔を見ながら説明。視線の配り方は大切。
教室全体をアルファベットZの字を書くように視線を配っていくと良い。
言葉遣いは丁寧に。崩した言葉使い=親近感とは限らない。
早口は禁物。すこしゆっくりぐらいが丁度よいスピード。
生徒に発言させながら、授業を進める。発問を大切に。
グループ学習の場面を設定する(少なくとも教案には入れたほうがいいです)
教材を手作りする。→生徒の関心を引く
授業にひとひねり入れる。創意工夫あふれる授業。教科書のなぞりは禁物。
伝えたいことを明確に。

指導案の作成方法

私は、模擬授業そのものより、授業案の作成が大変でした。

日ごろ、なかなか指導案を作成する機会があまり無いものですから、さっと書けないんですよ。

だから、ネットでテンプレートになるような教案を探して、それにそってオリジナルのものに替えていきました。

あと、教育実習の時に購入した、教育実習読本みたいな本に、授業案の作成のコツがあったので、それも参考にしました。

あとは、同じ教科の先生方に見て頂いて、アドバイスをもらい、完了!です。

私は、評価の項目を入れ忘れていました。(観点別評価です)

指導案、教案作成に関して、色々頂いたアドバイス、注意事項を以下にまとめますね。

授業案のフォーマットは自由だが、以下の事は必須記入。

・日時 ・クラス ・授業者 ・教科書 ・時間配当 ・単元名 ・単元目標 ・本時の目標 ・評価の観点
・評価方法 ・授業展開

A4サイズで、文字はあまり細かすぎることのないように。

試験官は、教案を見ながら、授業の流れを想像します。模擬授業の内容と教案が完全に一致するようにする。

模擬授業はどのように評価されるか

さて、授業はどのように評価されるのでしょう。

対策をしているうちに手に入れた資料を抜粋します。(現役の教員用なので、模擬授業に使えるところ満載です)

『授業観察の観点の参考例』

1 授業中の生徒の把握

(1)クラス全体の状況把握について
ア 生徒の特性や意識の把握はできていたか
イ 教員の視線、立つ位置は適切だったか

(2)生徒個々への配慮について
ア 期間指導は実質的にきちんとできていたか
イ 授業への遅刻・居眠り・私語への対応は出来ていたか

2 指導内容と指導技術

(1)導入・展開・まとめの時間配分と内容について
ア 導入・展開・まとめの時間配分は配慮したか
イ それぞれの内容は有機的に結びついていたか

(2)学習課題の明確化・提示方法について
ア 生徒は学習の目標をはっきりと意識して授業に臨んでいたか
イ そのための生徒への意識化は適切になされていたか

(3)教材・教具の提示方法及びその扱いについて
ア 授業に必要な教材・教具の作成は丁寧にされていたか
イ 授業中の提示のタイミングは適切だったか
ウ 提示された教材・教具の扱いは適切だったか

(4)指導内容・用語について
ア 生徒は指導内容・用語を理解できたか。
(ア)正確さ (イ)適切さ (ウ)わかりやすさ

(5)生徒の考え方や反応への対応について
ア 生徒の考え方や反応へ丁寧に対応したか。
イ 生徒の個々の発言や考え方を全体化したか。

(6)動機づけや意欲喚起への配慮について
ア 動機づけや意欲喚起のため、授業形態への配慮はなされていたか。
イ 動機づけや意欲喚起のため、発問に配慮はされていたか。

(7)板書について
ア 計画的だったか。
イ 正確だったか。
ウ 丁寧でわかりやすかったか。

3 基本的な姿勢

(1)態度、服装、言葉づかい等について
ア 授業を進める上で、声の大きさが適切であったか。
イ (態度、言葉づかい等)生徒に対して過度に卑屈であったり、威圧的でなかったか。
ウ 教員として常識的範囲内の服装だったか。

(2)公平さ・人権への配慮について
ア 生徒個々への対応が極端に違っていなかったか。
イ 生徒の人権を侵すような言動はなかったか。




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